パニック障害改善者対談インタビュー音声 その1

対談者:石川玲子さん(千葉県/会社員/30代)


◆対談者:石川玲子さんについて◆

会社員である石川さんがお仕事の都合で千葉県に移り住んで約4年。元々は地方にご実家があり、その頃から約9年間パニック障害に苦しんでいました。いままで出来ていたこと、当たり前なことがどんどん出来なくなる怖さや不安。外出もままならなくなり近くのコンビニさえ行けない状態となり、会社へは傷病休暇を申請し休職へ。先が見えない不安や孤独と闘いながら、どのようにしてパニック障害の改善にいたったのか?いまでは会社にも通え、好きなところにも遊びに行ける日々。絶望から希望へ。パニック障害の改善にいたった経緯をお話いただいています。

※収録時間 12分16秒

 


音声内容の書き起こしは下記より↓↓↓

三木「はい、じゃあ、あの、石川玲子さんですね。」

石川さん「はい。」

三木「はい、えっとすいません、よろしくお願いします。」

石川さん「よろしくお願いします。」

三木「はい、さっそくなんですけども、石川さんはいつ頃からパニック障害で悩まれていらっしゃったんですかね?」

石川さん「パニック障害は約9年前くらいから・・・」

三木「約9年前くらいからなんですね。」

石川さん「はい。」

三木「なるほど、なるほど。9年間っていうと結構長いですよね。」

石川さん「そうですね・・・結構長い時間ですね。」

三木「そうですよね・・私のブログを見に来てくれる方はあの、(パニック障害になられてから)10年間とか、20年間とかいらっしゃって。お辛い事もあっただろうな、と思うのですけど・・・。パニック障害というものになってからですね、ツラかったことですとか、苦しかったなぁ・・・ということ、いま思えばどのようなことが思い浮かびますかね?」

石川さん「はい、そうですね・・・。いままでやっぱり普通にできてた事がどんどんできなくなる、というのが一番ツラくて。なかでも、私会社が好きなんですけども、会社まで車で通えない。ていうのが一番ツラかったですね・・・。それで車自体も乗ることが好きだったんですけども、どんどん自分で運転ができなくなったり、近くのコンビニまでも行けなくなったり、というのがとてもツラかったです。」

三木「そうですよね・・・。お近くのコンビニも行けなくなって、ちょっとした買い物もできませんものね。」

石川さん「そうですね、誰かの助けがないと、っていうのがあったんで。」

三木「ですよね・・・。あの、会社がお好きだってことで。びっくりされている方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですけど(笑)素晴らしいことだと思うんですけどね。」

石川さん「そうですね(笑)」

三木「好きなところに行けなくなってしまったとか、ちょっとしたことで出れないっていうのはとても苦しいことだよな・・・と思いまして。」

石川さん「はい。」

三木「そういうことを感じていらっしゃったんですものね。」

石川さん「はい。」

三木「ツラかったこと苦しいことっていうのはおありなんでしょうけど、いままでそれを改善とか解消していくためにですね、なにか石川さんがこれまで治療法としてですね、試されてきたことっていうのが何かあれば、と思ったのですが。」

石川さん「そうですね・・・まずは普通に病院で薬をいただいて、という形から始まったんですけども、やはり一時的には良くなったことがあったんですけども、やっぱり途中、季節の変わり目とか、ちょっとした体調不良がパニックにつながったりとかしていたので、他の方法とかをネットとかで探して、テキストとかを4~5回購入したりしたんですけども、やっぱり 続けられないというか、うまくいかなくて・・・どんどん焦っちゃうってことがありました。」

三木「そうですよね、焦っちゃいますよね、うまくいかないとね。」

石川さん「はい。」

三木「なるほどなるほど。テキスト、本ですかね?」

石川さん「はい、そうですね。」

三木「多分あの、自分で出来る〇〇とか、そういうやつを?」

石川さん「そうですね。あとはマッサージとかもやってみたんですけども、なかなか自分で、良くなっているのか?ていうのが判断できなくて。やっぱり途中で投げ出してしまった、ていうのがありました。」

三木「なるほど、そうだったんですね。そういったご自身で出来る治療法なんかを試されてきた石川さんなんですけども、私、カウンセラー三木ヒロシとのカウンセリングを受けていただいた経緯というのがあるんですけども。ちなみに私の存在は、なにを通してお知りになったんでしたっけ?」

石川さん「私はネットで検索して、先生の存在を知ったんですけども。そうですね、テキストとかもやってみてダメで、薬もある程度しか効かないっていうのがわかって、あともう残りはカウンセリングとかを受けるのが最終手段かな、と思って。探しました。」

三木「そうだったんですね、ありがとうございます(笑)」

石川さん「はい(笑)」

三木「探していただけなければこういったご縁がなかったわけですけども。私はカウンセラーとしてカウンセリングを日々させて頂いているんですけども、私、三木ヒロシという存在を知ってですね、いざカウンセリングを受けてみようと思った決め手、というのはなにかありましたか?」

石川さん「一番は自宅まで出張していただけるってことと、電話でも大丈夫ということが一番、だったんですけども、あとは私は田舎のほうから出てきたので、なかなか出張して頂けるっていうのが無かったものなので、できるなら受けてみよう、と思いました。」

三木「そうだったんですね、なるほど。たしかにカウンセリングの形態としては、ルームまで来ていただくものもありますし、今回石川さんがね、ご希望された出張としてご希望場所までっていうのもありますしね。外出が困難でいらっしゃった経緯からね、お選び頂いたということなんですね。」

石川さん「そうですね、他のカウンセリングの方々も見たんですけども、なかなか出張して頂けるっていうのが無かったので、すごくありがたかったです。」

三木「そうだったんですね、ありがとうございます。実際に私が訪問出張ということで、カウンセリングをさせて頂いてたんですけども、そうですね、カウンセリングを実際受けたあとは、どのような変化が表れましたかね?」

石川さん「やはり話を聴いて頂けたってだけで、友達ともまた違いますし家族とも違う方に、お話をして・・・やっぱり気持ちがスッキリする感じはありました。」

三木「気持ちがスッキリする感じだったんですね。」

石川さん「はい。」

三木「たしかに、抱え込んでしまうというか、お友達ですとかお知り合いですとか、楽になることはあるんですけども、・・・」

石川さん「そうですね・・・それでもやっぱり、パニック障害にはなられてないので、友達や病院の先生などは。やっぱりなった人じゃないとわからない、ていうのがいちばんあるんですけども。先生のブログを見ても(三木のブログ)、毎日いろいろなことをあげていて更新されていたのを見て、なんかこの先生なら大丈夫かな?っていうのがありました。」

三木「あ、そうだったんですね。ありがとうございます。よかったです。更新続けていて(笑)。」

石川さん「(笑)」

三木「なるほど、そのような変化が表れたわけなんですね。その結果、いま現在は会社に行くこともできていらっしゃいますし。そして最近聞きましたけど、好きなところも行けていらっしゃいますものね。」

石川さん「そうですね、すごく良くなってきたのはここ1~2ヵ月の話なんですけども、それでも電車に乗れるようになったり、バスに乗れるようになったりっていうのができてきて、少しづつ行動の範囲が広がってきたのが、いまはすごく嬉しいです。」

 

三木「そうですよね。」

石川さん「そうですね。以前は家のまえの横断歩道も赤で待っていると待っていられないとか・・・。本当に300メートルくらいのコンビニに行けないとか。なんか、行きたくても行けないっていうのが、いっぱいあったので。」

三木「そうですよね・・・なるほどなるほど。一個ずつ外出できるようになっていったりとか、すごく行動範囲が広がっていった状態ですよね。」

石川さん「そうですね、はい。」

三木「はい、ありがとうございます。いろいろお話を聞かせていただいて、いろんな内面の変化があって、行動に移せるようになってきたですとか。本当にあの、すごく(三木のカウンセリングと)ご縁があったんじゃないかな?と思うんですけど(笑)。」

 

石川さん「はい(笑)。」

三木「そうですね、最後にですね、いま現在パニック障害で悩まれていたりですね、すごく苦しい思い、ツラい思いをされている方がたくさんいらっしゃる現状なんですね。そういう苦しい思いをされている方々にですね、カウンセリングを受けてきたことですとか、石川さんご自身がが変化していったことを含めながら、苦しい思いをしている方々にひと言なにかあれば、お伝えして頂ければな、と思うのですけども。」

 

石川さん「はい。私はまだ完治とはいっていないと思うのですけども、ある程度普通の行動ができるようになってきました。そして、行きたいところとかにも少しずつですけども、行けるようになってきたので、そういったことを一度カウンセリングに行ってみて、苦しい思いとかを吐き出してみると、また違った世界が見えてくるかと思います。

 

三木「そうですね、やっぱりあの、実際に体験されていらっしゃるわけですからね。」

石川さん「そうですね。私は受けてよかったと思っています。」

三木「それはそれは、ありがたい言葉をいただきましてありがとうございます(笑)。」

石川さん「ありがとうございます(笑)。」

 

三木「はい、あのーいろいろちょっとあの、それほど長い時間ではないんですけども、いろいろお話聞かせていただきました。このお話を聞いて勇気を持てたりですとか、なにかしら心の変化をうながすきっかけになれば良いな、って思いますので。」

 

石川さん「そうですね。やっぱり・・・病院ではわかってもらえないこととか・・・人に言えないことを、誰かに伝えることで、ちょっとでも気持ちが楽になれば・・・勇気が持てると思います。」

 
三木「はい、そうですね。というわけで、本日はインタビューですね、お答えいただきましてありがとうございました。石川玲子さん、ありがとうございました。」

石川さん「ありがとうございました。」



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